次に選ぶのはブランド(メーカー)と商品(ランク)です。
軟式テニス部の場合は試合で使用できるブランドや商品が決まってきます。
参考:日本ソフトテニス連盟 公認メーカー
https://www.jsta.or.jp/events/qualifying_mark/official_recognition_maker
硬式でも指導者の意向によっては多少制限が出てくる場合があります。
まずは指導者へおおまかな基準は確認をするようにしましょう。
ブランドについて
軟式テニス部の場合は上記の公認メーカーがまずは大前提になります。
その上での一般論ですが、おそらく入部すると7割程度の子が下記の2ブランドのシューズを履いていることに気づくと思います。
これには理由があって、日本においてミズノはほとんどの競技に対してシューズを提供しているメーカーであり、テニスにおいても例外ではないこと、YONEXはラケット競技の分野においては世界TOPレベルのシェアを誇るメーカーであることが挙げられます。
そしてシューズを販売するショップ側としてもこの2メーカーからの仕入れはほぼ確実に行っており、入部シーズンになると店頭のもっとも目立つ位置に陳列されるシューズもこの2メーカーのものになっていることが多いからです。
ただしこの2メーカーの他にも有名なメーカーは多数あり、基本的にはどのブランドのシューズを選んでも問題はありません。
どちらかというと後述する「どのランクの商品を選ぶか」が重要となりますので、参考にされてください。
ただし結局どれを選んだらいいか分からなくなった時や、 ”無難に” 選びたいという場合は上記2ブランドのものを選ぶといいでしょう。
商品(ランク)について
さて商品を選ぶ際に一番重要な項目と言っても過言ではないのがこの「ランク」です。
もっとわかりやすい言い方をすると「初心者向け」とか「中級者向け」とかそういう選び方です。
テニスシューズにおいてはランクが高くなると何が変わっていくのでしょうか。
より激しい動きをサポートする
上級者がシューズに求める性能は、少しでも早くボール追いつきたい、コートを足裏で掴む感覚が欲しいなど、反応やフィーリングを重視したものになります。
- 少しでも軽量化するために生地が薄い素材になっている
- 激しい動きで熱がこもるのを防ぐためメッシュ生地が多用されている
- 強い反発を得るためソール内部に固めのプレートが入っている
- 強いブレーキをかけた時にシューズの変形を防ぐパーツが付いている
- コートからのフィーリングをつかみやすいためにソールが薄くなっている
どれもすばらしい機能ではありますが、メッシュ生地の採用以外は初心者にはあまり必要ないかもしれませんね。むしろ薄い生地や薄いソールは物理的には耐久性に劣る場合がありますので、機能を活かしきれないまま寿命を迎える可能性だってあります。
ちなみにランクの高いシューズほどデザイン性にも優れている傾向がありますので、かっこいいシューズを選びたくなってしまう気持ちはわかりますけどね。
意外と便利?販売価格で判別する方法
おおよその話にはなりますが、上にあげたYONEXのSHT104や204のように初心者向けとして売られているシューズは各メーカーからだいたい定価7,000円前後で販売されています。
店頭に並ぶ実勢価格では6,000円程度、インターネットで最安値を探せば5,000円台、ひとつ前の型遅れモデルなら4,000円台といったところです。
対して上級者が好むようなランクの高いモデルは定価で12,000円~15,000円程度でしょうか。
規模の小さなスポーツ量販店では取り扱っていないことも珍しくなく、また店側にとってもわざわざ安く販売する意味もないのであまり安売りしているのも見かけません。
ただし型落ちになれば6,990円などサイズ限定の現品処分価格で購入できることもありますので、もし見かけたらチャンス??かもしれません。
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